■五月人形はりこーシカ®️
今や五月人形のスタンダードとなりつつあるはりこーシカ。
毎年丁寧に作られ販売されて居ます。
入れ子構造(マトリョーシカ)のはりこーシカは様々な飾り付けが楽しめ、仕舞えば小さくコンパクトになり場所を取りません。
■はりこーシカ®︎ができるまで
Q:はりこーシカは日本の伝統とマトリョーシカが合わさりとても素敵なアイデアだと思います。開発のきっかけはありましたか?
A:私どものモットーは人形を通して「笑顔を作る事」
張り子は昔から縁起物として愛されてきました。しかし近年大きく家族構成や住宅事情の変化がありました。それに対し、どう喜んで頂くかを模索しました。自由に飾れて、中からポコポコ出てくることで、紙の温かみのある張り子に触れて頂き、笑顔と家族の会話が増えます。
紙で形作られ中は空洞です。その空洞な事を活かして、入れ子にしています。
開発のキッカケは十数年遡ります。日本の皐月の風習の鯉のぼりの表現を模索していた当時の弊社クリエイター達が近年の住宅事情や家族構成を考え、張子の中空構造を利用してコンパクトに仕舞え、出し入れ自体も楽しめる飾り物(五月人形 はりこーシカ®️)を作り上げました。大変なヒットとなり、今でも売れ続けている「はりこーシカの素」とも言うべき第一号です。
(SEEDS秋号2020 インタビュー(抜粋))
■張り子の原型
一千乃の張り子はクリエイターが描いたデザイン原画を社内デザイン会議にて厳選し、其々担当クリエイターによって立体化していきます。粘土原型は社長をはじめとする社員一同が意見を出し合う過程で何度も作り直されます。
■手張り用雌型と手張り張り子
粘土原型からサンプルの張り子を張る為の雌型を作り紙を張り重ねていきます。
乾燥を経てから形に切り出して接着しようやく素地になります。張り子製作はとても地味な作業の積み重ねです。
■白仕上げ和紙張り
形になった張り子素地に白色の下塗りを施し(ハリコオンラインでは白仕上げとして一部張り子を販売して居ます)その上に和紙を貼り、一つひとつ手描いて仕上げます。和紙を貼った上に絵付けを施すものを「和紙張り仕上げ」和紙を貼らず直接絵を書き込む仕上げを「塗り仕上げ」と呼んでいます。